またまた、行政書士と開業。
昨日は、伊藤塾主催の、開業している先生による「行政書士事務所 合同説明会」に行ってきました。開業して成功されている1人事務所の先生や大勢の使用人を雇っている行政書士法人など、個性もいろいろの25人の先生による、①採用情報、②開業へ向けてのアドバイスのピーアールタイムが前半、後半は25のブースに分かれて個別面談タイムでした。LEC、辰巳で知り合った同期合格者の方など、相当数のおなじみのメンバーが参加されてました。仲間うちの近況報告もそこそこにして、先生方からいろいろアドバイスをいただきました。皆さん、真剣で、なかなかブースの前が空かない先生もおられたり、それでも、7名の先生からお話を伺うことができました
特に、行政書士事務所の日常を知るために訪問OKの先生、あるいは、インターンシップとして一定の業務をその先生の事務所で実際の業務を請け負うことをお勧めしてくれる先生、さらには、あふれるような入管業務があるので開業して仕事が入らなかったら下請けとして業務をうけますか、と言ってくれる先生など、それぞれの先生のご意向を確認できたことはたいへん有益でした。
前半の各先生のピーアールタイムのアドバイスから。
・士業の世界では現在、高齢者を主要なターゲットにしているが、その一方で子供の育ちを支える活動が必要、というお考えの方。
・実務を通じてわからないことがあれば、とにかく誰かに聞くこと。
・本を出版するということがブランドアップにつながる。
・相続・遺言などの民事法務をやりたいという方が多いが、ほんとうに仕事がとれるか、仕事がきた場合責任をもってこなせるか。「これ位ならやれる」という中途半端ではやっていけない。実務を通じて5年は勉強する覚悟がいる。
・行政書士の知り合いをたくさんつくること、いつでも聞ける先輩のホットライン。
・これから行政書士を開業する方々は、AIや電子政府などの最近の流れも見えてきているので、客観的かつ厳しい視点でいろいろ見えるはず。
・許認可業務は、許認可を通じた中小企業支援だと考えると業務の幅が広がる。
・開業者にとって顧客の確保が一番。集客方法には紹介が一番。
・まずは1件仕事をすること。1件の仕事がきたら誠心誠意、お客様のために対応すること。その結果、紹介が紹介を生む。
・民政委員、医療機関、他士業、お寺、葬祭業者、石材店などを巻き込んで「町の看取りステーション」を構築するためのキーパーソンとしての行政書士。
・実務を1件行うと業務に対する理解は頭のなかで考えているよりずっと深まる。そして、いつも取り組んでいる業務だから怖いことに気づく。
・入管などの申請書を自動生成するソフトを内製用につくった。これを拡販していく。クラウド外国人雇用管理システム 『ビザマスター』。
・立ち上げたことは100件仕事の相談がきても対応できるのは1件程度。それが、100件中30件、100件中50件とこなせるようになっていく。