行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

2019-01-01から1年間の記事一覧

行政不服審査の手続きを実際に行うかどうか

さて、行政書士の資格から、一つランクアップして「特定行政書士」になりました。 この資格によって、行政庁の許認可等に関する「不服申立て手続」を扱うことができることになります。申請者側の書類の不備ではなく、受付の行政庁のご担当が該当する法制度の…

ランクアップして「特定行政書士」になりました

知っている人しか知らないので解説が必要です。 「特定」とあたまに付くと、広く一般的なことを扱えるのではなく、「限られた特殊なものを扱う」ものに聞こえそうですが、行政書士の資格の場合は違います。平成26年に行政書士法が改正され、これまで官公署提…

ビジネス・マッチングのチャンス

本日は、川崎商工会議所主催の、新入会員向け、「ビジネス交流会」に参加してきました。 今年、入会した様々な業種の方が集まりました。目立ったのは、人材関係、ビジネスコンサル関係でした。外国人採用に関係している旅行代理店さん、人材派遣コンサルさん…

成年後見制度はなぜ機能していないのか;外国人の場合はどうなっているのか

なぜ機能していないのか、という問いかけに直接対応するものではないのですが、外国人の場合は恩恵を受けられるものかどうか見ていきましょう。 ここでまず扱うのは、日本人に永住権のある在日外国人が高齢化して認知症などの心配がでてきた場合に、日本の成…

成年後見制度はなぜ機能していないのか;不足する人材をどうやって補うか

「判断能力がなくなってしまった人を支援するしくみ」という成年後見制度ですので、介護保険の利用者の拡大とあいまって、今後も需要は増えてくるはずです。任意後見はさておき、法定後見の場合、弁護士や司法書士、社会福祉士などの専門職だけでは増え続け…

成年後見制度はなぜ機能していないのか;この制度でできないことの例示を具体的にすべき

成年後見制度が始まったのは、平成12年、西暦2000年からですので、すでに20年近くの年月が経過しています。高齢化が進み、認知症に罹る方の数も相当数に増加しています。にもかかわらず、この制度が十分に活用されていないとう記事をよく目にします。成年後…

行政書士法の一部を改正する法案;インターネット中継

国会では、桜を見る会の追及ばかりかと思っておられる方も多いと思いますが、各種の委員会でまじめな審議も並行して行われています。 そのひとつとして、11月19日に、衆議院総務委員会にて、行政書士法の一部が改正される法案が議員立法として起草され審議さ…

成年後見制度はなぜ機能していないのか;問題点が具体的に指摘されている

成年後見制度は「認知症その他の精神上の障害により判断能力が不十分な人のために、家庭裁判所によって選ばれた後見人が、本人の財産の管理や身上保護などを行うことで、その保護を図り、権利を擁護する制度」で、後見人は、本人を代理して法律行為を行った…

成年後見制度はなぜ機能していないのか(続きもの)

昨日から、神奈川会で、うんと縮めれば、「成年後見に関連する行政書士業務を受けるための資格」の講習が始まり参加してきました。 正式には、「一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター」に入会するための研修生のための講座です。 資格取得まで、36…

「時効」債券法改正で簡潔になったというが・・

来年、2020年4月1日に施行される債券法改正の目玉の一つ、消滅時効の改正について、法務省のパンフレットから、「民法は消滅時効により債権が消滅するまでの期間(消滅時効期間)は原則 10 年であるとしつつ,例外的に,職業別のより短期の消滅時効期間(弁…

民法改正を目前に控えて

なかなかたいへんな課題なので、先送りしてきましたが、この秋に行われている行政書士をはじめ、各資格の試験が最後で、来年度の試験からは、改正されて、令和元年4月1日に施行される「改正民法」が出題の基本になります、来年の受験生は、頭を切り替える必…

特定技能の在留外国人数が公表されました

法務省から、外国人在留資格の新制度である、「特定技能」について、3か月ごとの実績が発表されました。 6月末の時点では、20人だったものが、219人に増えました。10倍ではありますが、短期間で数万人にまでもっていこうとしている割には、立ち上がりがゆっ…

行政書士試験問題を解いてみました

本年度の行政書士試験は、先週の日曜日、11月10日におこなわれました。 あるルートから試験問題を入手しましたので、後半の「一般知識等」の14問を解いてみました。 いやあ!難しかったです。足切りの「7問」はクリアしたものの、結果は、9/14でした。合格し…

行政書士も「はんこ文化」とともに滅びるのか2

行政手続きのIT化が進んでいくのは、当然の時流になっています。 「はんこ」とともに「印鑑証明」なども「文化遺産」になる日がくるのかもしれません。 ところで、行政書士法で次のように定められている業務は、どうでしょう。 「第一条の二 行政書士は、他…

行政書士も「はんこ文化」とともに滅びるのか

こういう新聞記事が載っていました。「日本の「はんこ文化」が逆風 デジタル化の対応苦慮」2019年11月8日(産経) 「日本社会に根付く『はんこ文化』が逆風にさらされている。土地購入や婚姻届といった人生の節目で必要な印鑑だが、最近は手続き簡略化のため…

判断根拠示せるAI 19年度に実用化

日経産業新聞の11月9日付の記事です。 タイトルだけ見て、行政手続きにも押し寄せる技術革新を感じました。行政手続きなどの場合、申請したものが却下されたようなケースでは、その却下の理由を付記することが行政サイドに義務付けられています。 そのような…

行政書士試験と天皇の即位パレード

明日、11月10日は、いよいよ、行政書士試験です。10月の台風の影響で延期になった、天皇陛下のご即位をお祝いする「国民祭典」が本日、11月9日に行われ、祝賀パレードは明日行われる予定です。 たいへんおめでたい日に試験日が重なったものです。 都内の交通…

入管手続きのオンライン化は思わぬメリットが・・

行政機関への各種の申請や届出がどんどんオンライン化されつつあります。担当官の裁量の余地が大きいと言われてきた「入管業務」に関しても、その波はきています。しかも、それは外国人を受け入れている企業単位で今年から始まっています。 ・2019年3月29日…

「新たな外国人材の受入れ」のその後

入管当局が「出入国在留資格管理庁」に改められ、「新たな外国人材の受入れ」として、「特定技能」という在留資格が作られた今年、行政書士全体がこの制度の進展に注目しています。 法務省のホームページでは、「各四半期末(3か月ごと)の特定技能1号在留…

行政書士の試験から1年

毎年、11月の第2日曜日が年に1回の行政書士の試験日にあたります。 昨年の今頃の日記をみますと、試験を目前にして、模試の結果をもとに、記憶の曖昧な箇所について、「カンニングペーパー」をつくる要領で、要点のまとめを必死にノートに書き出していました…

無料相談会は面白い

連休の3日間、「かわさき市民祭り」に行政書士の無料相談コーナーを設け、市民の皆様の相談を受けています。 初日は、主に、会場の外で、通過する人々に無料相談会をやっていることを呼びかける係を担当しました。市民の皆様の反応はいろいろです。 「何の相…

三連休も働きます!かわさき市民祭り「相談員」

本日から、今年何度か目の三連休です。連休のたびに台風が来たり、大雨にたたられましたが、今回は晴天のようです。さすが、11月3日は「晴れの特異日」です。 この11月2日~4日、川崎区の冨士見公園一帯(野球場やアメフト場、競輪場があるあたりです)で「…

クールビズが終わりました

本日から11月。 5月から続いていた、クールビズも、昨日、10月31日で終わりです。 サラリーマンやOLでない方は、ピンとこないかもしれませんが、クールビズ期間は、「ネクタイをして出社しなくてもいい日」ではなく、省エネに気を使っていますということを態…

新たなビジネスにつながる「高齢者の移動手段を確保するための制度」

「高齢者の移動手段を確保するために必要となる福祉や交通の制度、事業モデルについて解説したものですとして、国土交通省から、「高齢者の移動手段を確保するための制度・事業モデル パンフレット」という冊子が公表されました。 http://www.mlit.go.jp/com…

ライフスタイルの多様化から地方活性化へ

地方の人口減少は、災害の多発する最近の状況にも、避難時の住民の孤立化などでクローズアップされてきています。 政府は、数年来、都市部から地方への移住を促進してきましたが、思うように効果が出ていないように見えます。 そういう背景かと思われますが…

住んでいる地域のニーズとは

日本全体が本格的な高齢化社会に向かい、成年後見制度や遺言・相続などのニーズが高まるといわれています。 一方、10月末は、昭和の時代にはなかったイベントである「ハロウィン」です。昨日、地元川崎市の鹿島田でハロウィンのイベントがあり、お手伝いに行…

この本は大人にもお勧め「こども六法」

最近、めったに書店に行かなくなったのですが、たまたま、昨日、時間調整のために立ち寄った書店に飾られていたので、この本を手にしました。「こども六法」 パラパラと立ち読みし、内容がたいへん充実していると思いました。単に子供向けだけではなく、子供…

あらためて「農地転用」について

そもそも「農地法」は、昭和27年に、戦後の食糧難を乗り切るためと、小作制度を廃止し自営農家を積極的に育成する趣旨で作られたものです。 したがって、ひとたび、農地と認められた土地は、簡単に宅地に変えたり、あるいは、農地以外の目的で売買や賃貸がで…

農地転用は簡単ではないこと

昨日は、即位礼正殿の儀の祝日ながら、行政書士神奈川県会の建設環境部主催で「神奈川県における農地の現状について」というテーマで、農地を相続した際の課題などについて、神奈川県農業会議の方から講演があり、聴講してきました。 以下の図に記載のとおり…

お墓。これからの家族の在り方とは

昨日、神奈川県行政書士会 横浜中央支部の研修会に出席してきました。テーマは「建てるお墓 壊すお墓」。講師は、この道、50年の実績をもつ、横須賀の大橋石材店の代表取締役 大橋理宏様でした。 たいへん経験豊富な方で、印象に残るお話をいくつも伺うこと…