行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

先輩行政書士からの忠告

一昨日、某警察署の真向かいに行政書士事務所を構えている中学の先輩から伺った話です。警察官を退職と同時に行政書士事務所を開業し、十数年になります。東京都の行政書士会の綱紀委員を務めておられます。

・開口一番、行政書士の職務とはなにかご存知かと思うが「行政に関する手続の円滑な
実施に寄与し、あわせて、国民の利便に資することを目的とする」ということが大事。
行政書士法の文言がすらすらと出てきたことに驚きました)
・あえて言うのは、それをはき違えて、依頼者が持ってきた、通しにくい案件をうまく役所に通してあげるのが行政書士の役目ととらえて業務を行っている人が多い。そういう人はかなりきわどいことを平気でやっている。年間何人も逮捕されている。
行政書士の業務としては、風俗(パチンコ台の毎週の台入れ替えの申請)がベースにあって事務所も維持できた。スナック等もやっている。テーブルや椅子の配置を変更すると警察署への届け出が必要になる。
・これだけでなく、会社設立もたくさん扱ってきた。設立のあと、役員交代や転居など、一つの会社に関わると後につながる。信頼関係が大事だ。
・入管も数は多くないがやった。特に変わったことをしたわけではないが、勝手に「あの先生は上手に通してくれる」ということを同じ国出身の仲間に口コミで伝える。問題ない人もいれば、どうしても無理という人もいる。
・相続もやった。設立に関わった会社の会長が老い先短いことがわかったとき、財産をどうしたらいいか相談を受けたり。生前に全部の財産を贈与して面倒なことはなにもない状態にするよう助言した。プラスの財産はそうやって片付けたはずだったが、会社が負債をかかえていることがわかり、奥さんがその件でも相談に来た。全員の相続放棄の手続きを教えてあげた。死亡後、トラブルもなく片付いた。後日、奥さんが菓子折りを持ってきた。つまり無報酬だった。そういうこともある。
・相談料は無料でやっている。一緒に加除式の各種手続きの事例を見せて作成する書類が何か理解してもらい料金を伝える。そのやり方でこれまでトラブルなくやってこれた。
・たまに関西や九州あたりから評判を聞きつけて、手続きをお願いしたいと電話がくることがある。行政書士には「依頼応諾義務」がある。断り方が大事だ。「できません」は言えない。「その手続きを受けることは可能ですが、あなたの地元の行政書士さんに支払う費用に加えて交通費旅費が乗りますよ。それでよろしいですか」と相手に判断させることが大事。
・法律の勉強や開業のための講義を受けても、実務で業務をやりながら覚えることは多い。話がこじれたときに弁護士を連れてきた客がいた。「行政書士の業界には弁護士は関係ありません。個人からの依頼で業務を行っております。弁護士先生は出ていってください」と毅然と対処した。詭弁を弄されてはたまらない。
行政書士会の勉強会などで、本に載っていないような苦労話などもいろいろ仕入れるといい。

 

昨日、横浜地方法務局へ行き「登記されていないことの証明書」をいただいてきました。これにて役所関係の書類は全部そろいました。あとは経歴書や自宅事務所の配置など自分で作成する書類がいくつかあります。締切を明確にするために、1週間後の3月7日(木)の午後に入会登録手続きに伺う予約を神奈川県行政書士会の事務所に電話します。

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