行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

行政書士勉強会、昨日得たもの

4月2日に行政書士連合会の名簿に掲載されるとのことですので、それ以降は、行政書士と名乗ってよろしいということだと理解しますが、
かってに、行政書士会員証の交付式(4月25日)=開業記念日と置くことにします。
ホームページを立ち上げます。準備ができればこのブログは移行します。
そこに何を書くかが問題です。本来ならば得意分野を打ち出すべきですが、今のところ、多少は業務範囲を絞り込んだとして「行政書士はこんなことができます」風の仕上がりになるかと想定しています。

さて、そのためにも、昨日、神奈川県の「薬局行政書士の会」という勉強会に参加してきました。定員60名という会場でした。かなりの席が埋まっておりました。
テーマは二つ。

①地域包括ケアシステムと薬局ーー行政書士のできること

②介護・福祉タクシー事業ーー異業種からの参入をサポート!

内容のダイジェストはできませんので感想を書きますが、この手の勉強会では、
・その対象とする業界の成り立ちや法制度からみて、今どういう状況にあるか
・複雑な手続きのなかで具体的な行政書士として作成すべき書類の内容
という二つの点を伺うことができます。講師の先生によって、説明の重点の置き方が変わってきます。
今回の2テーマは、はっきりと講師の先生のキャラクターが出ていました。
①は前者のほうで、医薬分業の歴史を慶應年間から始まる、薬事行政にまつわる、医師側と薬剤師側の確執について体系的な説明がありました。お手本としたドイツは、はっきりと、薬剤師の役割が分離独立していること、一方のイギリスはそうではなく、医薬が一体になっている制度。過去のいくつかの事件を踏まえると今日進んでいるような、医薬分業が望ましいと理解できましたが、100%そうなっていないということも驚きでした。(慶応大学病院がその筆頭で門前薬局はなく院内処方なんだそうです)
詳しい、両派のメリット・デメリットなどはここでは書きません。
講師の先生が強調されていた、行政書士の役割は、依頼人の共感を得ることが大事だが、他方で行政側の共感を得ないと仕事が完結しない、ということの一端がわかったような気がします。

二つ目の「介護・福祉タクシー事業」のテーマは、正反対に、もっぱら、介護・福祉タクシー事業の認可を得るために必要な許認可申請の書類の内容と、どういう点に留意すべきなのか、というものでした。これもたいへんわかりやすい内容でした。
非常に多くの提出書類を用意する必要があるので個人事業主が「介護・福祉タクシー事業を始めたい」と考えても、単独では集めきれないだろうなということがわかりました。また、「事務所」として登録する場合、市街化調整区域は要件を満たさないのですね。そのあたりが広く行政法に知見がある行政書士の強みを発揮できるところでもあると理解を深めることができました。

 

さて、いろいろな春の花が盛んです。これは、梅ではなく、桃のようです。

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