行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

入管問題は段階を踏んで変化していくもの(その5)

ところで、改正入管法で導入された「特定技能1号」に求められる「日本語能力試験 N4」とは、どういうレベルなのでしょうか。

日本語能力試験は、公益財団法人日本国際教育支援協会と独立行政法人国際交流基金が主催の、日本語を母語としない人を対象に日本語能力を認定する検定試験」で、年に2回、7月と12月に実施されるものです。

日本国内は47都道府県すべてで実施されます。
一方の海外は、中国40都市以上、韓国20都市以上、モンゴル、台湾、インドネシアカンボジアシンガポール、タオ、フィリピン、ブルネイベトナム、マレーシア、ミャンマーラオス、インド、スリランカ、ネパール、バングラディッシュパキスタン、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ペルー、イタリア、イギリス、スペイン、ドイツ、フランス、ウクライナウズベキスタンカザフスタンチェコハンガリーブルガリアポーランドルーマニア、ロシア、イスラエル、トルコ、エジプトなど、なんと、76カ国、232都市、ほとんど全世界で実施されます。
受験者は最近の2018年12月の試験では、日本国内約20万人に対して、海外での受験者53万人となっています。

文字、語彙、文法、読解を問うもので、N1からN5の段階があり、N1が一番難しく、N4は下から2番目。N5が「基本的な日本語をある程度理解することができる」のに対して、N4は「基本的な日本語を理解することができる」というものです。

たとえば、こういう問題です。我々日本人でもちょっと迷ってしまう問題です。

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あるいは、こんな問題。

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これなどは、外国人が「adress」をこのように使って話しかけてきたら、すべて、日本人のほうは理解するのではないかと思うようなものです。ニュアンスまで覚えるのはたいへんだろうと思います。

たいへん優秀な外国人人材が殺到していることを日本の若者はもっと危機感をもつ必要があるような気がします。不足している労働力の補充のつもりが、日本人の職がどんどん奪われてしまうのではないか、と。