行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

新元号にまつわるトラブル

あと数時間で新元号が発表になります。どんな元号になるか楽しみです。
はずれること覚悟で、私の予想は、頭文字が「A、I、U、E、O、D、G、J、K、N、R」一押しは、ダジヅデドなどの濁音系です。

元号が変わることに伴い、稼働している銀行のオンラインシステムや各種の計算機システムが5月1日の0時0分0秒にうまく切り替わるかという点が心配されます。
同じ心配は、18年前になりますが、西暦が1900年代から2000年代に切り替わるときにおこりました。ミレニアム問題、あるいは、Y2K問題と言われました。Y2Kの意味はお分かりと思いますが、year 2000 という意味です。多くの計算機システムは元号ではなく、西暦を使って動いていますが、4ケタを使っていれば、1999の次は2000なので問題ないわけですが、2ケタで動いている機械は、98、99までは受け付けるとして、00になるとストップしないか、あるいは、ひとつ繰り上がって100になるとケタが足りないので計算機がエラーを出すのではないかという心配です。

ちょうど、その関連の仕事についておりましたので、相当前から、自社がてがけたあらゆるシステムを総点検し、また、前夜は関係者が会社に待機して、その瞬間にお客様からクレームが来ないか詰めておりました。

そのような努力の甲斐あって99%は問題なく、世間でも面白おかしく騒ぎ立てていたマスコミもなにも起こらなかったことを報道しておりました。100%でないのは、1件止まったシステムがありました。さっそくサービスマンが駆けつけ、翌朝、責任者のトップがお客様のところに謝罪に出向きました。
「ただちにバグを修正しシステムを再稼働させます」と。
ところが先方はそれで納まらない。「このような問題を起こした原因究明が先だ!それが納得できるまではシステムには触れさせない」というものでした。
たいへんでした。直すのは簡単な部分でしたが、事前にどういう手順で検証したか、こういったトラブルが起こらないと結論づけた根拠はどういう書類やデータだったのか、組織として誰がいつ判断したのか、など、たいへんな問題に発展したことを覚えております。ミスがおこると何十倍も仕事が増えるというお話でした。

今回はコンピューターにとってあまり直接的ではない、元号の変更ですから。西暦ベースで動いているので本来は大丈夫。ただ、結果を「平成」と印刷しなければならない官庁関係の書類は要注意ですね。

そこに行政書士の新たな仕事があるかどうか。
提出書類はすべて新元号で表記することを求められると思います。そこに混乱はあるのでしょうが、元号が変わることに伴い新たな業務はたぶん生まれないのでしょうね。もし、切り替えに伴う作業が生じたとしても、一時的な煩雑な手作業の部類で「ちょっと膨大な手作業」程度なのかと思います。

さて、桜がたいへん美しい、渋谷の伊藤塾に登る坂道、その名も「さくら坂」の写真をとってきました。まさにピークでした。
新年度、新元号、フレッシュな気持ちで行政書士の業務あたりたいと思います。

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