海洋散骨などの勉強会
昨日は、少し無理にお願いして、川崎北支部の行政書士会の「相続・遺言、成年後見制度」の勉強会に参加させていただきました。今回のテーマに「海洋散骨」があり講師の高松先生にお願いして実現したものです。
「自分は海が好きだから亡くなったあとは骨を海に帰してほしい」という前向きな要望だけではなく、「墓仕舞い」のときやそもそもお墓がないご家庭などの場合、特に、ご本人が海を好きだったかどうかに関わらずご遺族が海洋散骨を希望されるケースが増えているとのことでした。なんとなくわかるような気がします。
きちんと散骨する船に乗船して見届ける立派な業者さんもおれば、何件かまとめてバケツのものを海に捨てるイメージで片づける業者もいるとのこと。
これに関係する法制度、そもそも、日本ではお骨の埋設が基本なのに、散骨ということが認められるのかという問題、特に、いったんお墓に入ったものを改葬するなどの理由で取り出すことの許可、さらには不定期船でこの目的で出航することの許可、養殖している漁師さんとの関係、さらには「廃棄物」(ごめんなさい)の海洋投棄の問題など、いろいろな法制度を考慮しつつ、節度をもって実施することが暗黙に認められているということでした。勉強になりました。
私は川崎南に所属するのですが、この川崎北支部の勉強会は定期的に開催されているということでしたので、ぜひ、また参加させていただきたいと思った次第です。
また、行政書士試験に同期で合格したメンバーの方2名とも、Lineなどではなく初めて会話しお知り合いになれました。たいへん得るものの多い会でした。呼びかけてくれた海洋散骨がご専門の高松先生に感謝です。