選挙ーそのドラマチックなもの
昨日、神奈川県行政書士会の総会があり、初めてのことなので出席してきました。
今回は2年間の節目にあたる会長選挙の年でもあります。過年度の活動内容の総括や新年度の予算案の承認のあと、厳正な手続きで会長の選挙が行われました。
というのも、2期4年間会長を務めてこられた方に対抗して、4年前まで会長だった方が対立候補として立ち、それぞれに各支部の推薦人がつくという組織を二分するほどの大きなイベントでした。
現職の会長の下でも神奈川会は全国の組織のなかでも比較的先進的な取り組みを行ってきたということです。それに対して対立候補の方は、行政書士制度そのものをさらに改革していかねばならないと主張されているものと理解しました。
一語一句正確ではありませんが、
「新人の行政書士は3年間食えないから耐えるように、とは誰が言ったか。現状、そうなっているとしたら、それは行政書士会の組織としての怠慢ではないか。組織として外からまとまった仕事を持ってくるようにしなければならないのではないか」というのがこの方のピーアール点でした。
結果は、242票:271票で、対立候補だった田後隆二先生が新たに会長として選任されました。そののち、副会長以下の人事も発表されました。アメリカの大統領選挙のように、上が変われば、会の執行部は総入れ替えになるようです。
新人行政書士として、新会長の主張はたいへん頼もしい内容と受け止めましたので、ぜひ、この方向での改革が進むことを期待したいと思います。
一方、昨年までの体制があと2年続くことを前提に、下準備をしてきた活動などは、うしろだてを失ったようなかっこうです。ただ、やるべき内容が時宜にかなったものであれば、多少の足踏みはあっても、それはそれで旧会長・旧副会長の看板に頼らず、自力で進んでいけるものではないかと思っております。
ともかく、初参加の会議でした。ひとつの議事の都度、20分間の休憩が挟まれる、というような会議でしたが、ドラマチックなものでした。