行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

士業間の壁

がまんならず、書きます。

昨日は「週末行政書士」の本を書いた、先生の遺言相続のセミナーに出席してきました。この先生は現役の銀行マンなので、海外預金口座の解約など、知らない知識を2,3得ることができました。いずれ、自分自身でセミナーを開催したいと考えており、そのノウハウ習得が主な狙いでしたので、内容が薄いことに文句をいいたいわけではありません。
参加者の問題です。一人、行政書士司法書士の資格を持っている若い参加者がおられました。ありがちな「司法書士のほうがエラい」という上から目線です。
行政書士試験はハードルが低いので年間5000人も合格者を出す。その点、司法書士は600人しか合格しない。5000人もの合格者のなかでひしめき合うのだから事業に成功するのはホンの一握りなわけだ。司法書士は制度自体が賢いから合格者の人数を相対評価で絞っている」など。
せっかくの講演後の1時間の懇親タイムがありましたが、この青年につかまり、そのような自説をとうとうと聞かされました。

7月7日が司法書士の試験日です。
私は昨秋から少し司法書士の勉強をしてきましたが、幸い、この4月末で打ち切りにしました。もちろん試験も受けません。
負け惜しみに聞こえると不本意ですが、このような人たちの集団である司法書士にはなりたいとは思いません。勉強する内容も、この手続きには印鑑証明が要るか要らないかなど、不動産の登記と商業登記のたった二つのテーマの手続き関係を事細かに覚えさせる、この試験制度って一体なんなの!? と前から感じていたことに拍車がかかりました。

幅広く各種の行政手続きがあり、しかも、その手続き方法も法改正によって年々変化するなかにあって、「行政に関する手続の円滑な実施に寄与し、あわせて、国民の利便に資することを目的とする」行政書士の業務に誇りを感じる今日この頃です。

登記が必要な場面で司法書士の先生のお世話になるようなことも将来ありうると思いますが、ぜひ、人間性重視で、こちらからできるだけいい人を選びたいと思います。

気分直しに散歩すると、写真の花に出会いました。名前は「ニオイバンマツリ」あるいは「カオリバンマツリ」。咲いたあと青から白にばらばらに変化していきますので、青と白が適度に混じりあう独特の花です。春から初夏へ季節は変わっていきます。

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