行政書士に登録しました

段階を踏んで進化していきたいと思います。まずは行政書士に登録しました。

実務の世界はいろいろ

どの先生のおすすめだったか、この「実務家のための100の実践事例で分かる入管手続き」という本を読んでいます。

薄い本ながら、本当に100の事例が出てきます。国際結婚を例にとっても、それぞれ当事者が真剣に許可を得たいという事例が語られています。たくさんの事例が示されており、たいへん参考になります。

ケースによっては結婚紹介所のアレンジで、1日過ごしただけで意気投合し、そのあとの短いお付き合いで国際結婚に至ったというような事例もあると思います。許可を得るために、通常以上の様々な書類を用意したことが書かれています。そのような現場に居合わせれば、同じようなことができたかどうか疑問です。「これは無理ですね」とサジを投げたかもしれません。

ここまで書いて、何か物足りないものを感じたことが見えてきました。この本には失敗事例が少ないのです。たしかに、手続きの失敗は、行政書士としての業務が完遂できなかったわけで、それを文書にするのは難しいものだと思います。失敗には、単純な書類の不備から、相手の虚偽の申告、あるいは役所が杓子定規な対応であったり、いろいろな場面があると思います。ひょっとすると、100の成功事例より、委託を受ける段階から「これは無理だ」などと引き受けない判断をした事例まで含めると、その数を上回るケースがあったのではないかと推察されます。特に、入管の場合。

そういう失敗事例を中心にまとめた本はないものですかね。

当たり前のように、胡散臭い事例は選り分けるというようなことなのかもしれません。

経験を積んだら、初めての方のためにそういう、べからず集の本を書いてみたいものです。

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