「小規模事業者持続化補助金」；どんなテーマが採択されたのか

７月３１日に、日本商工会議所のホームページに「平成３０年度第２次補正予算　小規模事業者持続化補助金」の採択者が公開されています。関東のものはここにあります。

https://h30.jizokukahojokin.info/files/4415/6446/4135/h30_2_kanto.pdf

関東だけで、１１８ページ、約４２００件が採択されています。このうち、神奈川県は約６００件。東京都に続き、以下のようなリストになｔっています。

この神奈川県のなかから、法人（法人番号のあるもの）を除き、個人事業主に関する採択結果をピックアッアップしてみると、約２５０件ありました。

・ＨＰ改善による空き家問題解決活動と死後事務サービスの推進強化
・親子で学ぼう心と体を一緒に鍛えるホームページ等制作
・「海外展開ビジネスの始め方」計画策定／研修の開発・販路開拓
・韓国国籍お客様向けの業務の開発・販路開拓
・「清涼袷風着物」・「帯揚げ帯締めハンガー」開発による販路開拓
・現在逃しているスマートフォンユーザーに対応するための取組
・国際結婚・離婚　相談センター
・ピラティススタジオのポストリハビリ側面の認知度向上
・シングルマザーの居住支援ポータルサイト『マザーポート』の強化
・ＶＲ　ＣＯＮＣＩＥＲＧＥ（ＶＲコンテンツ作成・販売事業）
・地域密着ヨガスタジオの既存顧客満足度と新規顧客層の認知度向上
・コロネ専門店がお届けする無添加コロネと生食パンの販路拡大
・新たな受験対策に向けたＨＰリニューアルによる訴求
・発音矯正で伝わる英語力を高める！オンライン学習で受講者を増加
・お役立ち冊子で新規獲得、大しめ縄で地域ＮＯ１の開運スポットへ
・ロシアバレエ留学見込者を集める会員サイト活用計画
・コンディショニングスペース・機器の設置
・店舗の視認性アップと、岩苔、抹茶商品の販路開拓
・ホームページの刷新とチラシ、看板、地域情報紙による宣伝活動
・猫のいる癒しの空間で高級志向のネイルサロン事業

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

などと続きます。
この補助金自体が、新規に事務所を借りるとか、パソコンやプリンター、あるいは什器などの備品購入に当てられない枠組みになっている関係で、「ホームページのリニューアル」のような「ソフト」関係のテーマが目立ちます。

「最近、流行りの」外国人に関するテーマをピックアップしてみると、

①「海外展開ビジネスの始め方」計画策定／研修の開発・販路開拓
②韓国国籍お客様向けの業務の開発・販路開拓
③国際結婚・離婚　相談センター
④ロシアバレエ留学見込者を集める会員サイト活用計画
⑤外国人観光客対応ＨＰ・メニュー・ポストカード作成による販路開拓
⑥在外外国人向け日本法人設立に向けた創業支援ビザの宣伝
⑦英文契約・在留手続に関する法律支援体制の構築・販路開拓
⑧外国人旅行者の宿泊満足度を高めるための設備更新事業

こういう件名があがってきました。目のつけどころを参考にしたいと思います。
たとえば、⑦の「英文契約・在留手続に関する法律支援体制の構築」などは、あると便利ですし、確かに、販路拡大につながるものと思います。

ちなみに、私は、「震災復興と神奈川県の商工業活性化の促進による販路拡大」というテーマで採択されたのですが、決定までの期間に事前リサーチしたところ、どうも、ニーズが少し違うようで、実行段階で内容の軌道修正が必要になってきました。そのような内容の変更、科目間の予算の融通、個別科目の予算と実際の増減などについての手続きなどがマニュアルで定められています。

これも良い経験として、今後、クライアントとしての「中小事業者」様をサポートするお役にたてていければと思っています。