開業にはホームページが必須か
この時代ですから自己紹介のためにホームページ、あるいは、facebookなどで業務内容の紹介をするのは当たり前かと思います。
また、せっかく作るのだから、そこを通じてお客様が大勢来てくれるということができればそれに越したことはありません。
そのような効果的なホームページ作成のセミナーもいろいろ用意されているようです。
一方、神奈川県行政書士会で開業している方にアンケート調査をしたのころ、
・ホームページを持ってない人 26%
・作ったときのまま更新していない人 22%
つまり、半数近くの人がホームページをあてにしていないというのが実情のようです。
さらにショックだったのは仕事を得るルートについての質問で、
・口コミや人の紹介 71%
・リピーター 14%
これで合計 85% そして肝心のデータ
・ホームページを通じて 8%
とのことです。
現状はそういうデータなので、「多くの方がホームページを頼っていない」=「そこが穴場だ!」とみる見方もあるとは思いますが、どうなんでしょう。
クライアントの種類つまり開業してどこに重点を置くかにもよりますが、遺言・相続にしても入管にしても、けっこう人生において大事なことを相談する場面でネットを頼るというのは少し若い世代であって、クライアント層から外れているということがいえるか。
さらに、会社設立などの場合、ネットで片付けるのは、IT系の企業でしょうし、そういう起業家はご自分で書類作成をやってのけるのではないかと思ってしまいます。
ホームページを作らないということを言っているのではなく、そのためにホームページ制作セミナーに通ったり、効果的なホームページ作りに投資をしてもたいした効果は期待できないと、あらかじめ割り切ったほうが、後でがっかり感がないかな、と思った次第です。
用があって渋谷へ行きました。足を伸ばして、伊藤塾のある、さくら通りへ。少し早いような気がしますが、さくら祭の準備が進んでいました。
満開の桜の頃は行政書士の勉強がようやく軌道に乗り始めた昨年を思い出しました。